PTGBA (PTGBD)挿入介助
PTGBA=経皮経肝胆嚢吸引穿刺法(PTGBD=経皮経肝胆嚢ドレナージ)
目的
胆嚢内容を排出する目的
胆管炎 胆嚢炎症状緩和
胆嚢造影目的
減黄目的
必要物品 準備物品
①{防水シーツ バスタオル 患者の下にしく+患者プライバシーのため}
②{23G針 10cc注射器 1%キシロカインポリアンプ 局所麻酔用}
③{20cc注射器 30cc注射器 生食20cc 22Gカテラン針 穿刺用}
④{穴あき 穴なし 患者さんを覆う用}
⑤{消毒セットX2 イソジン 消毒用}
⑥{滅菌ガーゼ+固定テープ 穿刺途中の胆汁を拭いたり、最後の圧迫固定用}
⑦{ハイポアルコール最後に患者さんを拭くため}
⑧{培養時嫌気ポーター 20G針検体提出用}
⑨モニター
⑩超音波器械
{穿刺セット+ピックテイル針+ガイドワイヤー+胆汁パック PTGBD時}
手順 手技 方法
通常自室にて行う
PTGBAだけの場合
①処置室(個室)にてモニターをセットし行う
②医師が来るまでに防水シートを敷き病衣を胸部の方まで上げてバスタオルをかけておく
③医師にて消毒を行う。(医師に消毒キットをあけ消毒を渡す)
④医師に滅菌手袋を渡し医師が着用
⑤医師に穴あき+穴なしを渡し医師が患者にかける
⑥エコー(超音波)をイソジンで消毒
⑦医師に10cc注射器+1%キシロカイン+23G針をわたし局所麻酔をする
⑧医師に20or30cc注射器+生食20cc+22Gカテラン針を渡す
(注射器で医師が吸引できるように渡す)
⑨滅菌ガーゼ+を穴なしのところに不潔にならないように出す
⑩エコー映像下にて医師が穿刺を行い、胆汁を吸引する。
※生食で入れたり出したりしながら行う。(詰まってしまうため)
⑪医師から胆汁入りの注射器を渡されたら嫌気ポーターにとり検査へ
⑫穿刺部の消毒+ハイポアルコールにて拭きとりガーゼで圧迫固定し終了
PTGBDの場合
①処置室(個室)にてモニターをセットし行う。
②医師が来るまでに防水シートを敷き病衣を胸部の方まで上げてバスタオルをかけておく
③医師にて消毒を行う。(医師に消毒キットをあけ消毒を渡す)
④医師に滅菌手袋を渡し医師が着用
⑤医師に穴あき+穴なしを渡し医師が患者にかける
⑥エコー(超音波)をイソジンで消毒
⑦医師に10cc注射器+1%キシロカイン+23G針を渡しをわたし局所麻酔をする
⑧滅菌ガーゼ+を穴なしのところに不潔にならないように出す
⑨エコー映像下にて医師が穿刺を行い胆嚢に穿刺後
ガイドワイヤーを通しピックテイルカテーテルを留置
⑩胆汁パックに接続し終了
⑪穿刺部の消毒+ハイポアルコールにて拭きとりガーゼで圧迫固定し終了
合併症
局所麻酔キシロカインによるアレルギー ショック
穿刺部の血腫
肝臓出血
感染 胆嚢周囲膿瘍
胆嚢を穿刺するため胆汁性腹膜炎の可能性(+胆嚢周囲膿瘍)
肺の穿刺による気胸
看護(観察ポイント)
ドレーン挿入部の観察
(出血の有無、浸出液の有無、発赤の有無、疼痛の有無)
・出血 =いままで出血していたときはそれと変わりないか確認。
必要時前の勤務の人に見てもらう。
新たな出血か?前の勤務からの送りがなく出ているときは血圧・意識を測りDrコール
出血によるコアグラで閉塞の危険あり
・浸出液=Drコール。胆汁なためガーゼではだめ。
皮膚保護剤などをしないと皮膚が荒れる
必要時パウチにて保護をおこなう
・発赤の有無、
疼痛の有無=感染兆候発熱・データなどチェックし連日観察+洗浄していく。
PTGBD排液の確認
(性状、量がでているか、出血の有無、感染の有無、)
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- 最終更新:2012-08-02 03:33:53