IVH挿入の介助
CV挿入
CV挿入目的
①経口的・経腸的に摂取が困難患者の手術前の栄養改善
②手術後絶食中患者の栄養補給などの目的
③抗がん剤投与
④ショック時の大量輸液や輸血のため
必要物品 準備物品
ビニールシーツ ディスポシリンジ10ml ディスポシリンジ20ml 22G針 黄色ビニール 角4針 CVセット(シャーレ+綿球+セッシ+剪刀 (直鋭)+ペアン(持針器デでも可)) キシロカイン1%ポリアンプル2つ ヘパクラ3本程度
シルキーテックス 滅菌手袋 滅菌ガウン (帽子)穴あき+四角(穴あきはCVセットにも入ってる)ガーゼ サージット カテラン針22G 0-2シルク糸 CVカテーテルキット(00Gダブルルーメン20cmなど) 必要時エコー
方法 手順 手技
①患者に説明
②挿入部位の下にビニールシーツをしく
+内頸静脈(枕なし)鎖骨下静脈(肩枕)
14・16Gシングル・ダブル・トリプル20cmの使用
大腿静脈
14・16Gシングル・ダブル・トリプル60cmの使用
内頸 鎖骨下では下半身を15℃(または下肢を挙上)
上げてトレンデレンブルグ体位をとると血管が怒張し穿刺しやすくなる。
挿入部位 | メリット | デメリット |
鎖骨下 | カテーテルを固定しやすい 運動制限がない カテーテルの長期留置が可能 | 気胸を起こしやすい |
内頸 | 穿刺が容易 | カテーテルが固定しずらい 頸部の動きが制限されやすい |
大腿 | 穿刺が容易 緊急時の一時的な対処に適している | 深部静脈血栓を形成しやすい 体動制限がある 清潔に保つことがむずかしい |
③Drにより挿入部の消毒を行う
④Drが滅菌手袋を着ける
⑤Drにガウンを渡しガウン着用の援助をする
参照
⑥CVセットを台車の上に出す。
⑦物品を出していく
(穴あき+中四(オイフ・ドレープ)→CVカテーテルキット→ディスポシリンジ10ml →22G針 (鎖骨下の場合カテランシン23または22G)→1%キシロカインポリアンプル
→ガーゼ→シルク糸→角4→ヘパクラ2本or3本→3法活栓
(シングルなら1個ダブルなら2個トリプルなら3個)
ゴミ袋をDRが捨てやすそうなところに設置。
Drがうまくさせた時は、
00Gダブルまたはシングル・トリプルで何センチ固定かを確認しておきメモしておく
医師にてヘパクラを通し、ナートを施行
刺入部をサージットで保護
シルキーテックスにて固定をしレントゲンでうまく挿入出来ているかみてから
ラインを開始する。
挿入時 合併症 リスク 留意点
気胸 =鎖骨からの穿刺
血胸 =静脈損傷により胸膜内に出血することあり、呼吸状態や血圧注意
空気塞栓=穿刺時の空気吸引によっておこる
動脈穿刺=動脈を誤って穿刺することによっておこり血腫形成する危険あり
参照
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- 最終更新:2012-08-02 03:35:43