高圧浣腸
高圧浣腸
目的
検査・治療・手術前の処置
※とくにCF(下部内視鏡前のニフレック後残便があるとき)
禁忌
脳圧亢進症状・高血圧・動脈瘤・心臓疾患・直腸や結腸の術後は禁忌
必要物品 準備物品
イリゲーター あめゴム アーガイルコネクター ネラトン12Fr 微温湯500cc(Dr指示薬剤)
キシロカインゼリー ビニールシーツ(患者の下に敷くため) ポータブルトイレ トイレットペーパー
ペアン
方法 手技 手順
①イリゲーター+あめゴム+アーガイルコネクター+ネラトンカテーテルを接続し微温湯
(40~41℃)を入れてペアンでクランプしておく
②患者に説明し処置室へ移動
※処置室にポータブルトイレ+トイレットペーパーを準備
③患者の下にビニールシーツを敷き左側臥位になってもらい口呼吸を行ってもらう
(肛門を弛緩させる為)
④腹圧をかけないよう口で大きく呼吸をさせながら、静かにゆっくり直腸内にカテーテルを
6cm~10cm程度挿入し、液を注入する
※直腸の長さはやく15cmでS状結腸に移行するため10cmを超えて挿入しない。
6cm以上は安全ではないとの報告もあり
※肛門部から40~50cmの高さにイリゲーターを下げる
⑤トイレへ移動し3分程度我慢し排出してもらう
ただし間にあわないときは用意しておいたポータブルトイレに排出してもらう
※患者の状態に注意し異常、苦痛を認めた場合は直ちに中止する
※排便後、起立性低血圧による、眩暈や意識消失の危険があるので注意する
⑥排便の観察を行う
※無色透明で残渣がないことを確認。もし残渣が残るようであれば、
医師へ報告し指示を仰ぐ
浣腸液の量による到達部位
150ml=S状結腸
500ml=下行結腸
1000ml=横行結腸から上行結腸の一部
変更や追加などあればぜひ下よりおねがします。細かいことでも結構です。こうだったかもでも結構です。名前はペンネームでお願いします。150文字で入らなそうな場合は右下のメール欄からお願いします。またサイトを見ていただいている方で答えられるものがあれば答えていただけたら嬉しいです。みんなで解決していけたらいいと思っています。
- 最終更新:2012-08-02 03:28:36