死後処置(死亡時の看護)
死後処置 エンゼルケア 逝去時の看護
目的
患者の身体をきれいにして外観を美しく整える
家族が患者との別れの準備が出来るようにする
必要物品 準備物品
清拭するタオル 紙おむつ 衣服(希望があれば家族の着せたいものを使用)
脱脂綿 青梅綿ロール 割り箸 エンゼルクロス エンゼルバンド(顎・腕)
吸引セット ひげそり ヘアブラシ 化粧セット
必要時 チンカラー
IVHの入っている人や・PEGが入っている人やドレーン、など入っている人
ペアン+角四針 テープ(サージットPなど)
死亡時の処置について
・PEGは医師にて手で引っ張り抜去し1針ナート
・IVHは医師にてナートを外し抜去しサージットPにて保護
・ポートは医師に確認しそのまま残すか、切開し抜去してナート
※見た目上は見えないが焼却で残ることがあるため抜くことがある。
医師によって違うため確認
・ドレーン類は医師にてナートを外し、必要時1針ナートしサージットP
・イレウス管は注射器などで吸引をしてから除去
・ストーマは通常通り、看護師にて洗浄し新しいパウチに交換するのみ
・ネクローシス(壊死部)
ガーゼをしっかりと当て、浸出が出るようであれば、
おむつをしっかりとまいてテープで固定し包帯でしっかりおむつが見えないようにまく
ご遺族のメンタル面を配慮して、平オムツを包帯で巻きます。
包帯は布製品であるため、湿性の高リスク体液等が滲み出る患部の使用には適しません。
乾性の創の場合は、ガーゼをあて包帯を巻きます。
ご遺族に創の痛々しさが目に映らないよう配慮されることが望ましいでしょう。
ペースメーカー医師により除去し縫合する
手順 手技 方法
①死亡確認後身の回りの点滴モニター、輸液ポンプを外し、家族を残して退出する
※患者と家族の別れの時間を持つ
②体出後、解剖の有無を医師に確認する
③医務課的な処理は各病院によって違うはず。+必要物品の準備
④家族が落ち着いたころに家族を待合室など個室へ移動
※着させたい衣服があるかや葬儀など希望の業者があるか、
これから面会に来られる方はどのくらいいてどのくらいまでにこれるか、
を確認する
※希望時家族と清拭を共にする
⑤病室(家族退出後)にてドレーン・PEG・IVHなどがあれば
除去を医師に依頼し介助につく
⑥膿盆をあて顔を横にして胃部を圧迫し胃内容物を出す。
しっかりと口腔・鼻腔の吸引をしっかりとし腹部をマッサージ+圧迫し便と尿を出す
⑦その他医療機器、酸素、看護師用の手袋、ビニールエプロンや患者さんの部屋に
置いておいた病院のものを片づける(サクションセットは残しておく)
⑧汚れたシーツ・毛布など交換
⑨必要時ひげそり・つめきりを行う
参照
⑩口腔・耳・鼻腔に脱脂綿→青梅綿ロール→脱脂綿の順に詰めていく
※しっかりと詰め込み胃液などが出てこないようにする
⑪前面の上肢・腹部・下肢・陰部の清拭を行い側臥位にて
再度腹部を押し便が出ないことを確認
⑫肛門+膣に脱脂綿→青梅綿ロール→脱脂綿の順に詰め背部を清拭する
⑬そのまま着替えを行い臥位へもどす
⑭化粧を行い手にエンゼルバンド+必要時顎にエンゼルバンド・チンカラーを使用
⑮ヘアブラシで髪の毛を整えて顔にエンゼルクロスをかける
※死後硬直前に行うこと
※家族の意向などを聞いて、化粧をする
※紐をたて結びにする、着替えを通常の逆に着せる
⑯家族に面会をしてもらい荷物をまとめてもらうようにする
⑰面会したい方が全員そろっているか確認
⑱面会後に死亡退院となる。
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- 最終更新:2012-10-28 06:00:39