大腸がん(大腸癌)観察項目

・大腸癌


術後イレウスについて
①単純性イレウス
術後の腸管浮腫や縫合部の狭窄などによる通過障害からくる腸閉塞
自覚症状 
嘔気 嘔吐 排便・排ガスの消失 腹満感 腹痛(間歇的・比較的軽度の腹痛)
他覚症状
腹鳴亢進(通過させようと蠕動が亢進する。閉塞部での金属音)
腹部膨満

治療
絶食 点滴管理
胃管(NG・サンプチューブ)またはイレウス管による減圧
改善がなければ手術
癒着剥離術または腸切

②絞扼性イレウス
術後の腸管のねじれなどによる腸管壊死の危険
自覚症状 
嘔気 嘔吐 排便・排ガスの消失 腹満感 腹痛(持続的激痛)
他覚症状
腹鳴低下からなし(腹膜炎のため減少)
腹部膨満
ブルンベルグ徴候(腹部を圧迫し圧迫を解除したときに圧痛)

治療
緊急手術
腸管の壊死部の切除、腹腔ドレナージ
場合により人工肛門
(発見が遅れることにより腹膜炎→敗血症の危険あり)

③機能的イレウス
術後の腸管の炎症によるもの
自覚症状 
嘔気 嘔吐 排便・排ガスの消失 腹満感 腹痛(軽度の腹痛または腹痛なし)
他覚症状
腹鳴低下
腹部膨満

治療
絶食 点滴管理
胃管(NG・サンプチューブ)による減圧

変更や追加などあればぜひ下よりおねがします。細かいことでも結構です。こうだったかもでも結構です。名前はペンネームでお願いします。150文字で入らなそうな場合は右下のメール欄からお願いします。またサイトを見ていただいている方で答えられるものがあれば答えていただけたら嬉しいです。みんなで解決していけたらいいと思っています。

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  • こくき --- いとう (2011/09/26 02:33:58)
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  • 最終更新:2012-07-31 14:01:29

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