輸血RCC

RCC・RCC-LR・Ir-RCC-LRとは

濃厚赤血球

(全血から、赤血球のみを取り出し、MAPなどの保存液を添加し全白血球除去したもの)

Irとは :放射線を照射

RCCとは :濃厚赤血球

LRとは :白血球除去処理済みの略語(LR)

保存温度:2~6℃
保存期間:21日間
照射赤血球濃厚液-LR の薬価
・1単位 Ir-RCC-LR-1 8618円
・2単位 Ir-RCC-LR-2 17234円
1単位 :140ml
(1単位は血液200mlを遠心分離によって区分けし、保存液などを合わせて140ml)
(基本的にMAPはRCCと同じ、名称の変更+白血球を除去したもの)
白血球除去の理由について 輸血による発熱や蕁麻疹などを減らす目的でいままでは白血球除去フィルターを使用していたがあらかじめ無菌的に除去を行うことでそれを減らす目的がある。
それと白血球内のCMVウイルスによる感染が減らすことも期待されている。)
予測上昇Hb値
単位 体重                          
  5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 60 70 80 90
1 7.6 3.8 2.5 1.9 1.5 1.3 1.1 0.9 0.8 0.8 0.6 0.5 0.5 0.4
2   7.6 5 3.8 3 2.5 2.2 1.9 1.7 1.5 1.3 1.1 0.9 0.8
3     7.6 5.7 4.5 3.8 3.2 2.8 2.5 2.3 1.9 1.6 1.4 1.3
4       7.6 6.1 5 4.3 3.8 3.4 3 2.5 2.2 1.9 1.7
6         9.1 7.6 6.5 5.7 5 4.5 3.8 3.2 2.8 2.5
8           8.7 7.6 6.7 6.1 5 4.3 3.8 3.4 3
10             9.5 8.4 7.6 6.3 5.4 4.7 4.2 3.8

輸血準備

①ABO 式+Rh 式血液型検査
②抗体スクリーニング検査 交差適合試験(クロスマッチ)を行い検査室(輸血部)へ提出する。
※ABO 式血液型検査は最低2回以上実施することが望ましい
※輸血同意書を得る
(宗教など理由に輸血を拒否する場合や副作用の説明があるため)
※クロスマッチ採血は使用単位に対して1cc採血を行う。(2単位の採血であれば2CCでよい)

RCC施行方法 手順 手技

輸血同意書を必ず確認(しっかりと同意するにチェックが入りサインがされているかを確認する。)

①RCCが準備でき次第、輸血部より連絡あり、すぐ使うかどうか確認するためいちど電話を切る

②医師にRCCを今あげていいかを確認する

③OKであれば輸血部へTEL。 だめであればまた午後なり時間調整する

④輸血部へ行き、RCCを病棟へあげる。
(あげた時点で確認する項目
・患者氏名 血液型 製剤名 単位数 血液製造番号 有効期限 バッグ外観(セラチア感染により黒く変色など)
※輸血を病棟に上げてから輸血を行うまで時間がかかってしまうことの内容に注意。
輸血は2度から6度に管理できるところではないと保管はしてはいけない。普通の冷蔵庫では保管しないように注意



ラインを確保する
医師にてライン確保を行う
※静脈針は18~20G
※細い針を使用する場合は加圧せず行う。成分がくずれるため
※生食を使用しライン確保をすることが多い。

ラインをつなぐ
⑤医師へTELし、患者認証装置または複数の医療者にて確認をして、医師につないでもらう
・患者氏名 血液型 製剤名 単位数 血液製造番号 有効期限 バッグ外観
※患者氏名は3点確認(呼名 ベッドネーム IDバンド)
(このとき時間どのくらいで落とすかを医師に確認する。または指示簿通り落とす予定)

⑥その後5分は副作用のチェックのため患者から離れない。指示速度に関係なくゆっくり落とす

⑦その後15分(投与後から)後に再度訪室し再度副作用症状のチェックを行う
(熱感+発熱、血圧、発疹の有無、倦怠感、嘔気副作用時は輸血を止めて医師へ報告診察後再開なり決めてもらう)

⑧点滴速度をゆっくりから指示速度へ変更
(下記投与速度参照)

⑨終了
記録を残す。 投与時から5分、15分、終了後の状態・副作用の有無

投与速度
最初の10分から15分間は1分間に1ml程度で行い副作用症状の観察を徹底
その後は1分間に5ml程度にて投与する
※またはポンピングが必要なこともあるためDr指示に従い投与する
※通常加温はしないが「1分間に100mlを超えるような場合」「30分以上にわたる50ml/分の急速輸血」「心肺バイパス術の復温期輸血」「新生児や小児輸血」「重症寒冷自己免疫性溶血性貧血患者」はANIMECを使用し加温をする
単剤投与を原則:ブドウ糖溶液との混注により赤血球が凝集・溶血。カルシウムイオンの入っている輸血製剤と混注により凝固がおこる。
カルシウム含有薬剤カルチコール、コンクライトCa、八ルトマン、ラクトリンゲル、
ラクテックG、ポタコールR、リンゲル、八イカリック1号・2号
カルシウムが凝固系に作用、血液が凝固。

ブドウ糖含有薬剤
50%ブドウ糖液、100/,ブドウ糖液、プラスアミノ、
八イカリック1号・2号、フィジオゾール3号
ブドウ糖電解質液
赤血球凝集を高め、泥状となる。

糖単独薬剤
5%ブドウ糖液、50%果糖液、50%キシリトール
溶血する

ビタミン剤
ビタメジン(VtB1、B6、Bl2)、ケイツー(Vt.K2)、
M.V.1(総合ビタミン剤)
赤血球製剤が褐色~黒褐色に
変化する
抗生物質
ミノマイシン、トブラシン

混注すると凝固す
ることがある
などの危険があり基本は単独投与。

合併症 副作用


即時型 (輸血開始後数分から数時間以内)
型不適合の可能性:直ちに輸血を中止し医師へ連絡
アナフィラキシーショック 細菌汚染血輸血(菌血症)
DICなど

遅発型 (24時間以降)
輸血後GVHD(死亡率90%以上の遅発性疾患) ウイルス感染症(下参照) 輸血後紫斑病(頻度は低い)など

輸血による感染症
HCV HIV HBV 梅毒 回帰熱 ライム病などなど

変更や追加などあればぜひ下よりおねがします。細かいことでも結構です。こうだったかもでも結構です。名前はペンネームでお願いします。150文字で入らなそうな場合は右下のメール欄からお願いします。またサイトを見ていただいている方で答えられるものがあれば答えていただけたら嬉しいです。みんなで解決していけたらいいと思っています。

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  • RCC1単位140ml --- ume (2011/10/05 00:19:40)
    • ご指摘ありがとうございます。単位は血液200mlを遠心分離によって区分けし、保存液などを合わせて140mlに変わっていたのですね --- あやちゃん (2011/10/05 16:11:33)
  • 緊急輸血の際には異型ではありますが、RCCではO型。FFPではAB型が使用されます。 --- 中の人 (2012/04/02 01:30:41)
    • いつも情報提供ありがとうございます。本当に助かります。 --- ayatyan0709管理人 (2012/04/02 18:05:59)
  • バイタルサインを5分後と15分後に測る理由は何ですか><? --- ももも (2013/01/30 21:11:58)
    • コメントありがとうございます。急性輸血副作用の観察としてすぐにでも輸血を止められるようちの病院では上記のバイタル測定で行っています。 --- ayatyan0709 (2013/02/18 16:36:42)
  • これって再生不良性貧血の輸血に最適な輸血? --- ぶた (2013/02/03 17:09:02)
  • 輸血の確認の際、チューブ番号は確認しないのですか? --- りょうや (2013/10/29 17:08:00)
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  • 最終更新:2012-07-27 16:43:11

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