膀胱ろう(膀胱瘻)造設介助

膀胱ろう(膀胱瘻)造設介助

目的

前立腺癌の患者などでで尿閉尿道からの排尿が困難な時、
膀胱から経皮的に穿刺をし尿の排出を目的として行う

必要物品 準備物品
防水シーツ 消毒キット イソジン 滅菌手袋 穴あき 中四(オイフ)10cc注射器x2 1%キシロカインポリアンプ カテラン針(22Gor23G)トロッカーカテーテル(膀胱ろう穿刺針) 切開刃 滅菌ガーゼ 汚物用ゴミ袋 ウロガード(ユリメーター)固定用テープ(+滅菌プローベ+エコー)

手順 手技 方法


患者さんに説明を行う

処置室へ移動し処置台(ベッド)に防水シーツを敷き横になってもらう

ズボン・パンツを下げ腹部も視野が確保できる程度までまくりあげます

医師へ消毒キットとイソジンを渡し医師にて腹部の消毒を行う

医師へ滅菌手袋を渡し医師が装着

穴あき+中四を医師へわたし穿刺予定部を覆う(恥骨結合部より2~3横指上)

医師へ10cc注射器を清潔にわたし、
1%キシロカインを不潔にならないように吸ってもらう

医師または穴あきの上にカテラン針 トロッカーカテーテル(膀胱ろう穿刺針)
切開刃 滅菌ガーゼ (トロッカーカテーテルのバルン膨らます用注射器を順に出す
(必要に応じてエコーを使用するため滅菌プローベ使用)

医師がエコーガイド下にてカテラン針を膀胱にさし膀胱に入ることを確認後
医師にてトロッカーカテーテルを挿入する。

医師にてトロッカーカテーテルの針を抜き看護師にて膀胱ろうのバルンを膨らませ、
ウロガードへ接続し、テープ固定を行う。

膀胱ろうを持って退院する患者への在宅退院指導

通常パンフレットを使用し指導を行う
1)膀胱ろうとはどのようなものか患者に再度看護師から説明する。
 (患者さんのわかる言葉を選び理解できるまで説明を行う。)

2)カテーテル管理のポイントを伝える
 ①排液バッグは流れをよくするために、
 体に入っているチューブの位置より低い位置にくるようにすること。
 またチューブが折れたりねじれたりしていないか定期的にチェック。
 排液バッグがいっぱいになる前に早めに排液をしてもらう。
 排液をするときに色・出血・にごり・量・臭いを観察。
 チューブの固定の長さを毎日観察。

3)膀胱ろう挿入部の清潔を保つ。
DrよりOKが出ればシャワー可となるが、
通常管理として石鹸を使用しドレーン周囲をよく洗う。
テープ固定については、2か所テープを貼れるようにして
1.jpg

のように貼り衣類で折れ曲がらないような位置に貼れるように指導する。
テープかぶれしないよう毎回別のところに貼るよう指導する

4)ウロパックの排液
 ウロパック内に半分くらい尿がたまるとチューブに負担がかかるので
 早めにトイレに捨てるよう指導。
 排液バッグに触れる前と後は手洗いを。
 尿を捨てた後は排液口をウェットティッシュ(アルコール入り)で拭くようにする。
 排液バッグの汚れが目立ってきた場合や、
 漏れが見られる場合は外来にて交換できますので、
 遠慮せずに連絡 をして下さい。と説明
 ウロバッグ・レッグパックの交換方法の指導
 レッグパック指導
 足に小型蓄尿パックをつけ外観上目立たなく出来るパック
 尿量が600cc程度しか入らず、日中外出時等に使用。
 夜間はウロバックへ戻す必要がある
 レッグパックへまたはレッグパックからウロガードへ戻すときの交換方法(指導)
手を洗いウロガード接続部を外す。
膀胱ろう側とレッグパック側の接続部を消毒液で消毒
消毒部は触れないように指導
接続部を接続し、使用しない方
 (ウロガード・レッグパックは清潔なガーゼで包み保管しておく)
異常時 の連絡先を伝えておく(パンフレットなどにて)
発熱 感染兆候(挿入部位の発赤・腫脹やウロバックの混濁) 
挿入部からの浸出液もれ ドレーンの量が減ってきた(閉塞)
出血時
テープかぶれしてきた
(事前に対処法を伝えておく・テープの貼る位置を変えるまたはテープを変える)
痛みの出現時 
チューブが外れた時
(清潔なガーゼで覆いすぐに受診するよう説明)などの時に連絡するように説明する



指導に関して
本人が高齢または別の理由で理解が不十分なときはキーパーソンに指導を行う。
連日というわけにいかないためどこまでできたのかどこが出来ていないのか
しっかりと記録に残し次に指導するひとが分かるようにしておく

観察項目 観察ポイント

・挿入部の観察 発赤の有無 浸出の有無
・テープ固定の状態の観察 2か所止めてあるかやはがれていないか
・ドレーンの管の屈曲や閉塞の有無
・尿の性状(血尿・混濁の有無)尿の量(前日と比べてどうか)
・疼痛の有無

膀胱瘻 入れ替え

初回挿入より1か月程度
必要物品
抜糸セット(必要時) 消毒キット イソジン Yガーゼ(必要時) 固定用テープ 防水シーツ ペアン 腎盂バルーンカテーテル16FR程度 滅菌カップ ワッサー(5CC固定水) 生食200cc程度 カテーテルチップ 5CC注射器2本(固定水抜く用+固定水入れるよう) 未滅菌手袋 滅菌ガーゼ

手順 手技 方法

①防水シーツを背部にしく
②腹部を出し膀胱瘻のテープ固定をはがす
③現在挿入されている腎盂カテーテルの途中でペアンで止める
※クランプできる三活等があればそれを使用
④バルンパックの接続を不潔にならないようにはずす。
※バルンパックの先端を滅菌ガーゼなどに包んでおく
⑤滅菌カップを不潔にならないようにあけその中に生食を200cc程度入れる
⑥5cc注射器にワッサーを5cc(バルンを膨らます水の量)入れておく
⑦医師にカテーテルチップを渡し医師が膀胱内に現在入っている腎盂カテーテルからペアンで調節(三活で調整しながらもれないように)生食を150ccから200cc程度いれ膀胱を膨らます
※膀胱が膨らんだ状態でないとよいところに入らないため
⑧膀胱瘻挿入部をイソジンで消毒
⑨5cc注射器を医師に渡し膀胱瘻(腎盂カテーテル)のワッサーを抜く
⑩膀胱瘻(現在入っているもの)の刺入部周囲にキシロカインゼリーを塗る
⑪医師に新しい腎盂カテーテルを不潔にならないように渡す+その先にカテーテルチップ(先ほど使用したもの)を接続
※医師が未滅菌手袋で行っている場合は腎盂カテーテルの上のほうの袋を開け医師に取ってもらう
⑫医師が現在入っている膀胱瘻を抜くと同時に新しい腎盂カテーテルを挿入する。
⑬看護師が5cc注射器(ワッサー5cc入り)で腎盂カテーテルのバルンを膨らませる
⑭医師がカテーテルチップの内筒を引き生食が引けるのを確認する
⑮腎盂カテーテルとバルンパックを接続
※その際バルンパックの先端をアルコール綿にてふき取る
⑯必要時Y時ガーゼをはさみテープ固定をする
⑰周囲を片付ける

変更や追加などあればぜひ下よりおねがします。細かいことでも結構です。こうだったかもでも結構です。名前はペンネームでお願いします。150文字で入らなそうな場合は右下のメール欄からお願いします。またサイトを見ていただいている方で答えられるものがあれば答えていただけたら嬉しいです。みんなで解決していけたらいいと思っています。

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  • 最終更新:2012-10-05 18:13:43

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