腸ろう管理
腸ろう管理方法 指導 手技 手順
腸ろう造設1週間の 観察項目 観察事項
①皮膚の状態の観察 発赤腫脹疼痛の有無
発赤時、ナートの締め付けが強い場合や感染の可能性があり、しっかりと消毒または洗浄を行い場合により医師へ連絡しナートの位置をずらすことがある。また感染が落ち着くまで一時的に経管栄養を中止することがある
②皮膚の消毒(術後1週間は消毒を行い、その後は石鹸洗浄を行う)
皮膚をしっかりとイソジンなどで消毒を行い、ガーゼ等で保護を行う
③挿入部位の位置の観察
ナートしてあるが、ナートが外れていないかやナートされていてても抜けていないかをチェックする
※腸ろう造設日またはその次の日に、マジック等で挿入部にマーキングを行い、毎日そこから抜けていないかをチェックする
④経管栄養開始後の注意
嘔気・嘔吐の有無 腹鳴腹満腹壁の有無 腹痛の有無 下痢や便秘の有無
流量の確認を各勤務ごとに行う
(胃ろうと違い腸ろうは、ゆっくりと入れなければならないためポンプを使用し落とすことが多い。
指示速度で落ちているかを各勤務で確認を行う)
胃=※普通の人(健康な人)でもペットボトル500ccとか口から飲んで胃にいれても問題ない
胃=※胃ろうは上記と同じで、胃に500cc程度一気に水が入っても特別問題ないため、摘下速度をそこまで気にしないでも問題ない
腸ろうは腸に直接水分が入るため、下痢になり吸収ができないため、時間指示をゆっくりする。
⑤腸ろうを使用していないときでも一日一度白湯15cc程度でフラッシュを行い詰まらないようにする
腸瘻自己管理
指導 準備物品 必要物品
栄養剤 イルリガートル カテーテルチップ 薬を溶かす容器
手技 手順 方法
①栄養剤を入れる前に手を洗う
②栄養剤の準備
(ラインをつなげる)
③栄養剤をイルリガートルの中に入れる
(このときクランプがしっかりとされていることを確認)
⑤腸ろう(クランプ出来るようにクランプ出来るものをつなぎ、腸ろうのキャップを開ける前にクランプを必ずしてからあけるように指導)
※クランプをしないで腸ろうチューブのふたを開けると腸液が出てきてしまうため
⑥イルリガートルと腸ろうチューブをつなぎクランプを開放する
⑥注入の早さは1時間に100程度落とせるよう指導
※退院に向けてはポンプを使用せず、自己で合わせられるように指導していく
(下痢気味のときはおそくするようにして調整)
※ベッドアップを行い注入する
⑦注入後白湯を入れます
薬の注入
①小さいカップに白湯と薬を入れよく混ぜます
②カテーテルチップで薬を吸います
③腸ろうのクランプをしっかりとしてから注射器をつなぎ、クランプを開放してから薬液を入れるよう指導
注入をします、つづけて白湯を入れて終了
後かたずけとして消毒液ミルトンなどを2Lの水に対し25mlで作ります
(24時間で交換)
イルリガートルは1週間で交換 カテーテルチップも1週間で交換
注意点 留意点
むせる 吐き気がするときは注入を中止して下さい 時間を置いて落ち着いたら再開して下さい
それでも駄目な時は 病院へ連絡してください。
日常のケア
②腸瘻の清潔にたもちます(石鹸で周囲を洗う)
口から食べ物を取らなくても 口腔ケアはしっかりと
道具の揃え方
カテーテルチップ+いるりがーどるは退院時に次回の外来分までお渡しします
ごみの捨て方
カテーテルチップは医療ごみなので外来の時にお持ちください。
トラブル時
腸ろうが抜けた(1にちで穴がふさがってしまうので受診をすぐして下さい。)
かてーてるがつまった(屈曲をなおしてから白湯でゆっくり注入してみてください
それでも詰まっているようでしたら、白湯を10ccいれおしたりひいたりしてみてください)
げりになった(注入速度をゆっくりとする それでもだめなら外来で相談)
吐いた(症状がつづくようなら病院に連絡を)
咳痰発熱でた(肺炎の可能性あり受診を)
腸ろう周囲皮膚がおかしい(赤いかゆい皮膚が厚い)(皮膚を清潔に保ちましょう)
変更や追加などあればぜひ下よりおねがします。細かいことでも結構です。こうだったかもでも結構です。名前はペンネームでお願いします。150文字で入らなそうな場合は右下のメール欄からお願いします。またサイトを見ていただいている方で答えられるものがあれば答えていただけたら嬉しいです。みんなで解決していけたらいいと思っています。
ちょっと途中
- 最終更新:2013-02-07 23:34:32