肝生検方法

肝生検

目的

肝臓の組織を一部採取し、肝臓の病気の診断を目的

必要物品 準備物品
消毒キット 局所麻酔(1%キシロカインポリアンプ) イソジン ハイポアルコール 穴あき(オイフ)四角布(オイフ)
滅菌ガーゼ 滅菌手袋(医師用) 防水シーツ 砂のう 穿刺針 エコー

手順 手技 介助


準備
血小板 出血時間凝固時間プロトロンビン時間のチェック
前日に必要時腹部の剃毛を施行
食事は一食抜く(朝食を抜き行うことが多い)
検査前に排尿を済ませ、指輪時計等なくならないように外しておく
手順

ベッドに防水シーツを敷き横になってもらう

軽く左側臥位になってもらい右側に枕等を入れる

医師に消毒キット(消毒液を入れて)を渡し医師にて消毒を行う

医師に滅菌手袋を渡し医師にて着用

穴あき・四角布を渡し医師にて患者さんにかける

10cc注射器を医師に不潔にならないように渡し、
看護師がキシロカインポリアンプをあけてしっかりと持ち医師が不潔にならないように吸う

医師にて右第8~9肋間部を局所麻酔をしている間に必要物品を四角布の上に出していく
滅菌エコープローベ(エコー)+穿刺針+滅菌ガーゼ

医師にてエコーで場所を確認しながら患者さんに
呼吸を一時的に止めてもらい、医師にて穿刺を施行
穿刺針にて穿刺をするときバチンと音がするため事前に患者さんに伝える

採取した組織を固定液にいれ検査室へ提出

穿刺針を抜いたあと医師にて穿刺部を滅菌ガーゼで圧迫(5分から10分程度)

穿刺部に圧迫用ガーゼ(滅菌ガーゼを俵にして作成)
を当て伸縮性のあるシルキーテックスなどのテープで圧迫固定

穿刺部に砂のうをあて終了


検査後注意点 留意点


検査後4時間程度は安静(安静時間は医師の指示に従う)

検査後の看護観察 観察ポイント 観察項目


検査後出血に注意し、帰室後、30分・1時間・2時間で
バイタル+穿刺部出血の確認+患者さんの安静度理解度を確認していく。

合併症
疼痛 腹腔内出血  肝内出血(肝血腫) 胆道出血 肝内血管シャント 感染 
気胸 胸腔内出血 胆汁性腹膜炎 ショック 他臓器穿刺
看護技術wiki

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  • 最終更新:2012-08-02 03:26:28

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