抗がん剤の種類

抗がん剤の種類と血管外漏出時の注意点

起壊死性抗がん剤

起壊死性抗がん剤とは

少量の血管外漏出でも紅斑,発赤,腫脹,水疱性皮膚壊死が起こる可能性のある抗がん剤
ものにより数か月してから潰瘍形成するものもある。
抗腫瘍性抗生物質
 アクチノマイシンD(コスメゲンR)
 イダルビシン(イダマイシンR)
 エピルビシン(ファルモルビシンR) 
 ダウノルビシン(ダウノマイシンR)
 ドキソルビシン<アドリアマイシン>(アドリアシンR)
 ピラルビシン(テラルビシンR, ピノルビンR)
 アムルビシン(カルセドR)
 マイトマイシンC(マイトマイシンR)
抗腫瘍性植物成分
 ドセタキセル(タキソテールR)
 パクリタキセル(タキソールR)
 ビノレルビン(ナベルビンR)
 ビンクリスチン(オンコビンR)
 ビンデシン(フィルデシンR)
 ビンブラスチン(エクザールR)
アルキル化剤
 ラニムスチン(サイメリンR)
その他の抗腫瘍剤
 ミトキサントロン(ノバントロンR)

炎症性抗がん剤

炎症性抗がん剤とは

局所で発赤,腫脹などの炎症性変化を起こす・通常自然経過にて改善
抗腫瘍性抗生物質
 アクラルビシン(アクラシノンR)
抗腫瘍性植物成分
 イリノテカン(カンプトR, トポテシンR)
 エトポシド(ベプシドR, ラステットR)
 ノギテカン(ハイカムチンR)
アルキル化剤
 イホスファミド(イホマイドR)
 カルボコン(エスキノンR)
 シクロホスファミド(エンドキサンR)
 ダカルバジン(ダカルバジンR)
 チオテパ(テスパミンR)
白金錯体製剤
 カルボプラチン(パラプラチンR)
 シスプラチン(ブリプラチンR, ランダR)
 ネダプラチン(アクプラR)
代謝拮抗剤
 ゲムシタビン(ジェムザールR)
 フルオロウラシル<5-FU>(5-FURなど)

起炎症性抗がん剤

起炎症性抗がん剤とは

血管外漏出が起こっても,炎症や壊死を起こしにくい抗がん剤
一般に自然経過にて改善
抗腫瘍性抗生物質
 ブレオマイシン(ブレオR)
 ペプロマイシン(ペプレオR)
アルキル化剤
 ニムスチン(ニドランR)
代謝拮抗剤 
 エノシタビン(サンラビンR)
 シタラビン(キロサイドR, サイトサールR)
 メトトレキサート(メソトレキセートR)
酵素製剤
 L-アスパラギナーゼ(ロイナーゼR)
 インターフェロン
 インターロイキン

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  • 最終更新:2012-11-27 18:50:03

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